サイドデッキとはデッキ調整用の予備カードです。 メインデッキ+エクストラデッキの他に用意するものです。こちらはデュエル中では使うことはできませんが、3回勝負のマッチ戦ではデュエルとデュエルの合間で状況に応じて入れ替えることができます。
サイドデッキのカード枚数は0枚~15枚でなければならず、入れ替えをする前と後では同等の枚数でなければなりません。
サイドデッキは何を目的とするか?によってその内容が変わってきます。
相手デッキを妨害するカードを入れるのか、それとも自分のデッキを変更・調整するために使うのか。
これらを全て含め自分のデッキと相手のデッキや環境とともに考えていきましょう。こちらではオススメの調整や対策などを考察していきます。
相手デッキへの妨害・対策カードを採用する
デッキにはそれぞれコンセプトや、戦術が決まっています。自分が使っているデッキ以外にも様々なテーマで作成されています。中には相性が良い・悪いによって勝敗が決る場合も大いに有り得ます。ですので、サイドデッキには環境やよく使われているデッキに対する対策カード、また多数のデッキに対して効果的なカードを入れておくが一般的です。
まずはお互いのデッキ情報がわかっている状態でデッキと入れ替えをしますので、相手のデッキコンセプトを理解することからはじまります。中々遊戯王に慣れた方であれば弱点など見つけることは簡単ですが、初心者であればデッキの動きなど見たことあるものしかわからないですからね。やはりここはデッキごとの強みを色々と知っておくことから始まります。
例えばこちらのカード「ライオウ」を見ていきましょう。
ライオウ 星4 効果モンスター
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、
相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。
ドロー以外のデッキから手札を増やすことを阻止出来ますし、更には頑張って特殊召喚を相手がしてもそれを無効にして破壊できます。
相手がシンクロ・エクシーズのような特殊召喚を多くするデッキの場合には有効的で1回潰せばその後は有利に動くことが可能ですね。
次にこちらのカード「D.D.クロウ」はどうでしょうか。
D.D.クロウ 星1 効果モンスター
このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。
墓地のカードを除外するということが手札から出来ます。簡単な例でいうと、死者蘇生の発動に対してこちらのカードの効果を発動すれば実質死者蘇生の効果を無効にすることが可能です。
もし墓地利用を起点としたデッキだとここぞという時にこのカードを使うと相手への負担も大きくなりますね。
上記の通り、カード選びのコツは幅広く対応できるようなカードを選ぶことです。15枚しかサイドには入れることが出来ないので、特定のカード・特定のデッキに対してだけの対策だけでは意味がありません。身内でやる場合などは別ですが・・・大会などではやはりどのような相手と対戦するかわかりませんからね。ある程度の対策カードは揃えておくということが必要です。
自分のデッキを調整・補強する
こちらは自分のデッキ弱点を突かれた際の対応カードを入れておくということですね。やはりどのようなデッキにも相性の悪いカードであったり、対処が難しいという場合もありえます。
幅広く相手のデッキに対応するパターンとは別に、自分の弱点をついてきそうなカードへの対策をするということですね。
こちらのカードを見ていきましょう。有名な罠封じのカード「王宮のお触れ」ですね。
王宮のお触れ 永続罠カード
このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドの全ての罠カードの効果は無効化される。
自分がもし罠カードを多用するデッキを使用している場合、このカードだけで実質動きを封じられてしまいます。メインデッキにも対策として入れてもいいですが、もし枠がない場合はサイドデッキに「サイクロン」などを入れておくべきでしょう。
サイクロン 速攻魔法カード
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
王道のカードではありますが、ハーピィの羽箒とは違い相手のターンにも使えますので、役割を変えて3枚をサイドに投入するのも良いでしょう。
デッキ内容を丸々入れ替える
こちらはあまり見かけませんが、15枚丸々別のテーマや軸にしてそれをデッキと入れ替えてしまう・・・という戦術ですね。これに関しては、相手の意表をつく事ができますし、デッキによっては15枚でガラリと変えながら機能することもまた出来るでしょう。
要は1戦目で相手が対策に出たら、それ自体を無効にしてしまおうというやり方ですね。
これも立派な戦術ですので1つはサイドチェンジを丸々変えるようなデッキを構築しても面白いかと思います。ただ難易度はあがりますので、中級者以上向けとなります。
サイドデッキに使えるカード
では実際にどのようなカードが採用されているか・・を種類別に紹介していきます。
モンスターカード |
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幽鬼うさぎ
チューナー・効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻0/守1800
「幽鬼うさぎ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。フィールドのそのカードを破壊する。
対策点:何にでも使えるカード。メイン採用も考えるほど。高レートなところだけが欠点。 |
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虚無魔人
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1200
効果:このカードは特殊召喚できない。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない
対策点:一切の特殊召喚を封じ、そこそこの攻撃力を持つが上級モンスターなのでリリースを確保しやすいデッキ出ないと扱いづらい。 |
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ライオウ
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
効果:このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。
対策点:チェーンに乗らない特殊召喚を無効にできる。下級にしては高ステータスでとても優秀。オネスト対応。 |
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フォッシル・ダイナ パキケファロ
星4/地属性/岩石族/攻1200/守1300
効果:(1):このカードがリバースした場合に発動する。フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
対策点:リバース効果は優秀。ただ、ステータスが低いので使いづらい。 |
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増殖するG
星2/地属性/昆虫族/攻500/守200
効果:「増殖するG」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
対策点:特殊召喚を止めることはできないがすればするほど自分がドローできるので相手に特殊召喚を躊躇させられる。 |
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エフェクト・ヴェーラー
星1/光属性/魔法使い族/攻0/守0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
対策点:使用できるのは相手ターンのメインフェイズのみであることに注意。チューナーという利点がある。 |
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死霊騎士デスカリバー・ナイト
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。(1):モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動する。その発動を無効にし破壊する。
対策点:どんな効果モンスターでも無効にできる強力なカードだが強制効果なので展開の邪魔になることも多い。 |
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D.D.クロウ
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。
対策点:奇襲性は高いが相手が墓地利用をしないデッキの場合完全に腐ってしまう。 |
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ライトロード・ハンター ライコウ
星2/光属性/獣族/攻200/守100
リバース:フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
対策点:カードの種類を問わず破壊できる。しかし墓地に3枚落とすので墓地肥やしと相性の悪いデッキでは採用は難しい。 |
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バトルフェーダー
星1/光属性/魔法使い族/攻0/守0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
対策点:即座にバトルを終了させる事ができる。そこまで戦線が維持できないデッキへの投入がオススメ。 |
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アーティファクトーロンギヌス
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1700/守2300
(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。このカードを特殊召喚する。
(3):手札または自分フィールドのこのカードをリリースして発動できる。このターン、お互いにカードを除外できない。この効果は相手ターンにのみ発動できる。
対策点:「除外」をメインとして使うデッキに有効 |
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霊滅術師 カイクウ
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 700
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手の墓地のモンスターを2体まで選択してゲームから除外できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はお互いの墓地のカードをゲームから除外できない。
対策点:墓地除外としては定番。星4なのでエクシーズなどにも使いやすい |
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エキセントリック・デーモン
星3/光属性/悪魔族/攻 800/守1000
【Pスケール:青7/赤7】
「エキセントリック・デーモン」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外のフィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードとこのカードを破壊する。
【モンスター効果】
「エキセントリック・デーモン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードをリリースし、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
対策点:P効果で魔法罠を破壊できモンスター効果でモンスターを破壊できる。 |
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深淵に潜む者
ランク4/水属性/海竜族/攻1700/守1400
レベル4モンスター×2
このカードが水属性モンスターをエクシーズ素材として持っている場合、自分フィールド上の水属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、相手の墓地で発動する魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
対策点:墓地で発動するカード効果を無効に。回収や釣り上げは防げないので注意 |