遊戯王 効果モンスターの効果発動とリバースに対するチェーンなどを解説
遊戯王では効果を持たない通常モンスターよりも、ほとんどが何かの効果を持つ「効果モンスター」に分類されます。これらの主な使い方とルールについて解説していきます。
複雑な効果などもありますが、ここでは初心者もわかりやすいように基本的なカードから見ていきましょう。それでは、ご覧ください。
効果モンスター
冒頭でも書いた通りですが、何かしらの効果を1つでも持っていれば「効果モンスター」と呼ばれています。通常モンスターよりも、この効果をいかに使っていくかがデュエルで勝利するポイントとも言えます。まずは簡単に以下のモンスターを見ていきましょう。大抵のモンスターは以下の4種類に分類されます。
言葉だけではわかりませんが、分類が違うだけでちょっとした魔法・罠カードの対象になるかならないかなどが変わってきます。ここでは1つずつカードを例にして解説をしていきます。
永続効果のモンスター
このカードの攻撃力は、お互いの墓地の「ブラック・マジシャン」「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の数×300アップする。
永続と言う名の通りですがフィールド上で表側表示になっている限り効果が発動するというものです。こちらのカードもそのパターンですね。これは効果を「発動」するわけではなく、表側の時点で「適用」される効果ですね。
何故このような紛らわしい言い回しをするかというと、「モンスターの効果を発動無効」などをする魔法カードなどが存在するからです。ですので、このブラック・マジシャン・ガールの効果に関してはただ単に「適用」されるものですので発動無効などはされないということになりますね。
起動効果のモンスター
1ターンに1度、手札から機械族モンスター1体を捨て、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
こちらは文章のままですが、このカードが表側で存在する時に発動出来る効果ですね。このように「発動を宣言して使うことが出来る」というのが起動効果というわけです。絶対に使わないといけないわけではないので、使わなければただ無意味な効果となりますね。
この効果の発動タイミングですが、基本的には自分のメインフェイズのみとなります。
また無条件で発動できる効果もあれば、こちらのSRパチンゴーカートのように「手札から機械族モンスター1体捨てる」というコストを払って発動するものもあります。この時の手順としてもコストを払う⇒発動という流れで進めていきます。
誘発効果のモンスター
このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。デッキから攻撃力1500以下の地属性モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
「スタンバイフェイズ時」や「モンスターが破壊された時」など、カードによって決められた条件を達成した時に発動するものですね。これは自分から発動できるものではないので、「誘発」と呼ばれています。また次で説明をする「リバース効果」を持つモンスターもこの誘発効果と分類されています。
リバース効果の発動条件
リバース:フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。
リバースというのは、「裏側から表になった時に発動する」という効果ですね。例えばですが、相手の攻撃により墓地に送られる際にも表になるわけなので発動します。詳しくはモンスター召喚の方法に詳しく解説していきますので、そちらの記事をご覧ください。
ではリバース効果についてどのような時に発動できるのか?ですが、基本的に以下の場合に発動をします。
こちらは少し難しいのですが、バトルで攻撃を受けた際には問答無用でリバースとなります。「攻撃を受ける前に一旦表側表示になる」と思って頂ければわかりやすいかと思います。そのまま破壊されていてもリバース効果は発動します。
問題は裏側表示のままフィールドを離れた場合は発動しないということです。アドバンス召喚をする際などは、裏側モンスターを生贄にするとリバース効果は発動しません。この辺はリバース効果モンスターを使う際に注意すべき点ですね。
誘発即時効果のモンスター
「増殖するG」の①の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
誘発即時効果の意味は「特定された限定のタイミングで発動する効果」となります。
このカードは「相手のターンでも任意に発動させる事が可能な効果」となっています。例えばこの「増殖するG」は相手がモンスターを召喚した時にでも使えます。手札から発動するパターンで、相手ターンにも使えるカードですので、罠カードなどとは違い相手の意表を付くことが出来て非常に優秀なカードが多いです。
現代のデッキにはこの効果を持つカードが多数採用されています。特にこの「増殖するG」などはメイン・サイドデッキともに必要なカードでその分カード自体の相場も高めとなっています。
まとめ
以上のように効果モンスターといっても、様々な効果を持っています。やはり現在の遊戯王ではこのモンスターの効果を多数知っているかいないかでデュエルの内容が変わってくると言っても過言ではありません。
実際に初心者でデュエルをした際は何かの効果を忘れたり、勘違いしていたりはよくあることです。公式大会ですら、効果の発動や条件について試合途中に審議することもありますからね。笑
多数の効果はありますが、分類は上記に書かれたものが全てですのでどの分類なのかさえ把握していればデュエルもスームズに進めることが出来るでしょう。